連日暑い日が続きますね、皆さまコロナ禍いかがお過ごしでしょうか?
今回は、「イラストと振り返るしかさぽアーカイブス3」として、弱視中学生の白杖歩行導入期の話をしたいと思います。
前回もお伝えしていた通り、白杖の振りは小六の10月ぐらいでした。
当初は、ブレブレだった白杖の振りも訓練機会の回数を追うごとに安定してきました。
①手首で振ること、②身体の中央で振ること、③左右均等に振ること、の3点に気をつけながら、細かくチェックしていきます。
白杖の先(地面に触れるチップの先端)は、人差し指を白杖のグリップにそわせるように握る、その人差し指の延長線と考えます。口を酸っぱく、握り方に至る部分も丁寧に指導します。
そうして約3ヶ月が過ぎたあたりから、正しい握り方で、手首でコンスタントに振れる「白杖の振り」ができるようになりました。
悪癖は中々取れませんが、良い癖は早い段階につけるに越したことはない・・・これは私の持論です。ましてや先天弱視、ハビリテーションの現場。尚更です。
こうして、弱視中学生こと当時は弱視小学生はメキメキ力をつけて行ったのです。

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