イラストと振り返るしかさぽアーカイブス7

年末が近づいて来ているというのに、一向にコロナが減りません。先の見えないトンネルにでもいるかのよう…。みなさん、いかがお過ごしでしょうか?

弱視中学生も大きな音が聞こえるくらいの難聴を抱えていました。小学生の高学年で補聴器を手に入れ、白杖歩行訓練と並行しながら、これまで得ることのできなかった音を手にする日々を過ごした、中学校3年間とも言えると思います。

音といえば、歩行訓練では、特に車音(自動車の音)に注意すべきものです。交差点横断時などがそれを必要とします。

そういう意味では、横断の第一歩目が出るか出ないか…横断開始のGO!サインを自身に下すことができるか、周囲の音も聞き分け、判断し、感覚を研ぎ澄ませ…、「よし、行こう」と一歩目がでます。

交差点横断の訓練を始めた頃は、随分その一歩目に苦戦していました。

向かってくる音、前を横切る音、逃げていく音…車音も様々です。

じっくりと取り組み、時間がかかっても本人にとって納得できる判断ができる時が来るまで、横断の訓練に挑みました。

このイラストのシーンを振り返るたび、そんな弱視中学生の直向きに挑戦する姿が思い出されます。

「交差点横断」に挑む弱視中学生

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